スターウォーズフィギュアが好き!コラム最後のジェダイを観た感想のその前に〜オーガナ的ディズニースターウォーズの鑑賞の心得

コラム






ファン待望のスターウォーズの新作、『最後のジェダイ』が去る12月15日に公開となりました。
前作の『フォースの覚醒』が僕的にはイマヒトツ感性に合わなかった事もあって、実は、今回は劇場に足を運ぶのは見送ろうかと思っていました。
でも、折角オリジナルのスターウォーズの公開から数十年、毎作欠かさずにずっと劇場で観続けているのだから、やはり劇場で観るべきだろうと考えを改め、公開の二日後、つまり17日に観て来た次第です。
正直、観る前は、かな〜り斜に構えていたのですが、なんのなんの、中々楽しいぞ?!
そんな訳で「これは世間でも結構評判良いんなんじゃないかな?」なんて勝手に思っていたのですが…。
どうやら僕の予想とは逆に


世間ではかなり酷評


されてるんですねぇ。(^^;
世間一般の感性と自らの感性との乖離を思い知って「やっぱオイラ、感性がマイノリティなのかな?」なんて頭を抱えてしまった次第だったりします。(苦笑)
只、「楽しいと感じた」事に於いては、一応、ある理由があるのも事実でして、今回はそこら辺の事を独断と偏見に基づいてお話してみようと思います。
ちゃんとした『最後のジェダイ』の感想は、そうだなぁ、2月頃にでも改めて書こうかな?
と言う事で、今回は僕的な


ディズニースターウォーズの鑑賞の心得


と言うテーマでダラダラと書いていこうと思います。(笑)



『フォースの覚醒』から始まった、この度のディズニースターウォーズシリーズ。
僕の当時の感想はフォースの覚醒を観た感想 (極力)ネタバレなしフォースの覚醒を観た感想 その2(極力)ネタバレなし(但し超長文)で書いた通りです。
つまり、少なからず…と言うか、結構な違和感を感じていました。
で、その違和感の理由は『ローグワン』を鑑賞した後で、僕の中で明確になりまた。
『ローグワン』には『フォースの覚醒』で感じた違和感が全く無かった事で、ディズニーの打ち立てた、ある商業戦略に気付きました。
その概要に関してはローグワンを観た感想 ネタバレあり(しかも超長文)の後半部分で書いてます。
掻い摘んで言うと、今後のディズニースターウォーズは属性分けをしたダブルスタンダード路線で展開して行くつもりなんじゃないかと思えるのです。
つまり、『フォースの覚醒』から始まるナンバリングシリーズはディズニー型スターウォーズとして、又、『ローグワン』をはじめとするスピンオフシリーズは従来型スターウォーズとして世に送り出そうと言うディズニーの明確な意図があると感じました。
本来、ディズニーとしては、ディズニー主導の元、よりディズニー的な作品へとスターウォーズを変えていきたいと言う野望があるはずです。
ところが、如何せん長い歴史を持つスターウォーズシリーズ。
並々ならぬ思い入れを持つファンも多くいる訳で、そんな状況の中、唐突にディズニーの思惑通りの作品として変貌させて世に放ったとしても、決して受け入れられないのは火を見るよりも明らかです。
何れはディズニーの思惑通りのスターウォーズを世に放つと言う野望を持っているのですが、現段階でいきなりは出来ない以上、そこへ向かう為のある種の緩衝材を挟みつつ時間を稼ぐ必要があります。
そこで『ディズニー型』と『従来型』を同時に展開する事で、従来のファンの感情を納得させつつ、少しずつ、しれ〜っとディズニーの思惑通りのスターウォーズを確立させようと目論んでいるのではないかと、少なくとも僕は、そう感じてなりません。
で、『従来型』は主にスピンオフで展開される事と、世界観的には旧3部作を中心に物語を構成する事がわかっているので、『従来型』、つまりルーカスのスターウォーズのファンにとって違和感の無い作品を作る事で、煩型のファンの鎮静効果を担う事ができるって寸法です。
で、『従来型』で煩型を黙らせておきつつ、ディズニーとしては本来の目的である『ディズニー型』を着々と進行させる作戦なのでしょう。
と、まぁ、ここまでが前置きです。
なげーよ!(笑)


さて、勿論『最後のジェダイ』も『ディズニー型』である事は言うまでもありませんね。
冒頭で話した通り、『ディズニー型』を鑑賞するには、特に僕らの様な古参のファンには、あるスタンスが必要になるんじゃないかと思えます。
即ち、


旧作とは切り離して考える


事です。
別の言い方をすれば、1〜6迄と7以降の間には極太の線をズドンと引いた状態で鑑賞する必要があります。
何せ、ディズニーはスターウォーズをディズニーのオリジナルのものへと変化させたいと言う野望があるので、単純に今までのスターウォーズの延長線上に7以降、つまり『ディズニー型』を据えるのには大いに無理があります。
そこで、見る側も最初からそう言うつもりで鑑賞する必要がある訳ですね。
幸い、スターウォーズと言うシリーズは4から始まってます。
つまり、旧3部作では1〜3の世界は劇中の登場人物(主にオビワン)の口から語られる程度の認識でした。
「へぇ、過去にこんな事があったんだぁ」程度に踏まえていればよかった訳ですね。
それじゃあってんで、7以降も
「共和国があってジェダイがいたけど、シスが共和国を乗っ取って帝国にしちゃったんだよね。」
「その後、ルーク・スカイウォーカー率いる反乱軍が帝国軍を打ち破って銀河に平和をもたらしたって事があったんだよ、テヘ!」
って言う認識に留める事で、過去の作品を敢えて振り返らなくても、今後の作品を構築して行ける様にするつもりなのでしょう。
要するに、


スターウォーズは7から始まる!


って事にしたいのだろうなぁって事が伺ってとれる訳です。
もっとハッキリと言ってしまえば、『従来型』、つまりルーカスのスターウォーズは切り捨てる方向で進んでいるのではないかと。
まぁ、切り捨てると言うとちょっと乱暴ですが、少なくとも、ルーカスの作品を敢えて観なくても成立する作品群へと構築させたいのだろうなぁと言う目論みが垣間見えるのですが、どうでしょう?
間違っても、当初、ルーカス御大が言っていた「スターウォーズは9部作で構成されている」なんて事を真に受けて7以降を観るのは危険です。
寧ろ


パラレルワールドとして観る


のが正解なんじゃないかと思います。
そうじゃないと、割り切れない事が多々あるでしょ?
少なくとも僕はそう。
そうじゃなければ結構な嫌悪感を覚える事がチラホラあったりします。

例えば…。
そもそも論として、ルーカスのスターウォーズを踏まえれば、7以降の環境設定は先ずあり得ない。
帝国と反乱軍の抗争が再発なんてあり得る訳がない!
ルークは弟子の教育に失敗はしないし、仮にしたとしても、その贖罪として身を潜めるなんて事はあり得ない。
出自のわからんネーチャンが突如としてフォースに目覚めて、訓練も無く鬼神の如き強さを発揮するなんてあり得ない。
ハンが犬死するなんてあり得ない。
etc…。

と、旧シリーズを踏まえれば、到底容認出来ない(政治家か!)事が多々あるのですが、今までのスターウォーズとは違う世界線として捉えて、やや俯瞰した立場に立てば多少寛容に観る事が出来る様になるのではないかと思うのですよね。
要するにウルトラマンシリーズみたいなものでね。
『ウルトラマン』と『帰ってきたウルトラマン』じゃ、全然違う訳ですよ。(笑)
ここはひとつ、『帰ってきたスターウォーズ』的な観方をするのが正解なんじゃないかと思うのですよね。
何せ、10〜12の制作も決定したのだから、その後、『スターウォーズA』、『スターウォーズタロウ』、『スターウォーズレオ』、『スターウォーズ80』と、その都度在り方を変えて行ったとしても、もう、ディズニーのスターウォーズでは何があってもOK位の強い心を持って鑑賞しないとね!
娯楽作品を観て心を痛めてしまうなんて本末転倒ですからね!
勿論、旧作品の延長線上として観ても違和感が無いって人は、そのまま楽しんで観ればいいと思いますよ!
楽しみ方は人夫々ですからね!

そんなこんなを踏まえて、僕的には、今回の『最後のジェダイ』は結構楽しめましたし、少なくとも『フォースの覚醒』よりは数倍スターウォーズイズムを感じられた作品でもありました。
ただ、凄く楽しめたからと言って、僕の中で、今までのスターウォーズと同列に扱えるかと言うと”否”なのも事実でして、そこら辺は凄く複雑な心境なのも確かではあります。
鑑賞したその日に、僕はツイッターにこんな事を呟きました。






と、まぁ、それなりに楽しめるけど、今までのスターウォーズの様には愛せない事を思い知った作品でもあった訳です。
でも、それはそれで仕方ないし、受け入れた方が楽だと思うのですよね。
どうせ観るのだから、スタンスを決めて楽しんだ方が100倍精神衛生上も良いはず。
少なくともディズニーの思惑に我々ファンが一喜一憂するのも馬鹿馬鹿しい話だと思うのだけど、どうかな?

あと、先述した通り、幸い、ディズニーは『従来型』、即ち、旧3部作のスピンオフも用意してくれてるのだから、今後は沢山作られるだろう作品の中から、自分の感性に合う作品を選んで楽しめばいいのではないかと思うのです。
或いは、その作品群の中から、従来と同じ様に愛せる作品が生まれるかもしれないしね。
事実、『ローグワン』はかなり良い線いってる作品だったしね!
因みに僕はローグワンのブルーレイは購入しましたけど、フォースの覚醒のブルーレイは買ってません。
つまり、これからはスターウォーズも選んで楽しんでやろうって思ってる訳です。
要するに、好みに応じて楽しむ作品を自分なりに選択すればいいんですよ。
何せ、分ってるだけでも、ナンバリングが9・10〜12、スピンオフが2作と、既に6作品もの公開が発表されています。
もう、それだけを考えても今までとは随分状況が違う訳ですよ。
こんなに量産されるスターウォーズを、全部が全部、同等に好きになるなんて土台無理な話でしょ?

ってな訳で、ここはひとつ、敢えてディズニーの思惑に乗っかってやりましょう!
ジョージ・ルーカスのスターウォーズとは一線を画した上で、やや上から目線で楽しめばいいんです。


俺たちが納得するスターウォーズを作ってみろ!


ってね!
無駄に心を掻き乱される事も無くなると思うのですけど、どうかな?
と言う事でまとめてみましょう!
新しいスターウォーズは、こんなスタンスで観れば楽しめるはず!


オーガナ的ディズニースターウォーズの鑑賞の心得


■過去の6作は一旦無かった事にする。
何は無くともこれが一番大事!
ルーカスの作ったスターウォーズは一度さっぱり忘れましょう。
そして認識として
「過去に共和国があったのだけど帝国に支配された。」
「ルーク・スカイウォーカー率いる反乱軍は帝国を倒し銀河に平和が訪れた。」
又、
「ジェダイと言う人知を超えた力を持った人たちがいたらしい。」
と言う事も知っておいた方がいいでしょう。

■平和は長く続かなかった。
「帝国を打ち倒して平和になったのもつかの間、帝国はファーストオーダーと名を変え再び台頭し、以前より強大な力を持った。」
「反乱軍もレジスタンスと名を変え、敵対する勢力の構図は元のままに。」
決してエピソード6の大団円を頭に思い描いてはいけません!
「一度、ほんの少しだけ平和な時期があったのだ。」と言う程度の認識を持つだけでOK!

■ルーク、レイアそしてハンは過去の英雄?
「実は、ルーク・スカイウォーカー、レイア・オーガナ、そしてハン・ソロら3人は過去の大戦の英雄だ。」
この3人、どうやら昔の戦争で大活躍したらしいのだけど、とりあえず彼らの活躍を詳しく知る必要はありません!
「英雄なのねぇ…。」程度に認識してればOKです。
因みにルーク・スカイウォーカーは、先述した「ジェダイ」って言う人らしいのだけど、勿論、ジェダイについても詳しく知る必要はありません。


と、まぁ、最低でも、これらの事を踏まえておいた方がいいでしょう。
逆に言えば、これらを踏まえれば無駄に頭を抱える事もなくなるはず。
ここはひとつ、こちらのマインドセットを新たにして、新スターウォーズに挑もうじゃありませんか!
要は考え様よ、考え様!!
何が来たって怖くないぜ!!

ふぅ…。



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3.5インチサイズのスターウォーズフィギュアを中心にテキトーに更新しています。
ジョージ・ルーカスの6作のスターウォーズのファンです。
別館としてスターウォーズのプラモデル製作に挑戦するブログも開設しました。

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